資料請求 お問い合わせ
Q and A
株式会社ヤチダ 会社案内
株式会社ヤチダ

ロウ付けからの移行

 

ロウ付けに問題があり溶接をお考えの方へ
コストを抑える3つのPOINT

ロウ付けは材料、形状に制限の少ない非常に有用な接合方法ですが、何らかの問題(強度、レアメタルの溶接、異種材の溶接など)で溶接への移行を検討される事も多いようです。しかし、ロウ付けに比べ溶接は一般的にコストが増加する傾向にあり、これがネックとなってしまうことがあります。
ここでは、ロウ付けから溶接への移行の際にコストを最小限に抑えるポイントを3つご紹介しています。

 

POINT1 材料自体の溶接が可能か問い合わせをおこなう。

異種材の場合、ロウ付けと違い金属間化合物が形成される為、溶接ができない組み合わせがあります。また、電子ビーム溶接は溶接の中では最も異種材の溶接の適用範囲が広いといわれていますがセラミックを溶接することはできないなど溶接に不向きな材料もあります。

電子ビーム溶接で溶接可能な異種材溶接はコチラ ≫電子ビーム溶接に適した溶接形状及び材質

 

POINT2 ワークの特性を考え溶接法を検討する

異種金属溶接は電子ビーム溶接以外の溶接方法でも可能です。電子ビーム溶接は異種金属溶接に適した溶接法ですが、ワークに適した溶接方法を検討することがコストを抑える重要なポイントとなります。

電子ビーム溶接 
厚さや材質への適用範囲が最も広い。歪みの少ない溶接が可能。

レーザー溶接
一般的に薄物、歪みの少ない溶接が可能。

TIG溶接
精度を必要としないワーク、溶接深さを必要としないワーク。

 

POINT3 設計変更を検討する

電子ビーム溶接に移行となった場合、可能な範囲で設計を見直した方がコストを抑えることができます。ロウ付けの場合、接合箇所の形状はほとんど問題にならない為、そのまま溶接に移行しようとすると非常に高度な制御が必要となったり、多くの段取り替えが必要となったりする場合があります。これらは、電子ビーム溶接に合った設計変更で(段取り時間と)コストを抑える事が可能です。